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SJF学会関東支部主催研修会

日時:平成29年10月21-22日

場所:羽生市民プラザ、羽生総合病院

にてSJF学会関東支部主催研修会に参加してきました。

 テーマは「動作促進法」

宇都宮理事長からはkinesiologyに基づく動作分析についてご指導がありました。実技指導では緑の光線が確認されました…圧巻でした。

関節内運動を出すコツは音。ここにアフォードされ過ぎ本質を見失っていましたが、最終的には習得することができ一安心でした。

 また、会員発表もあり脳卒中片麻痺患者の寝返り動作についてkinesiologyに基づく動作分析、そこからSJF技術をどう選択して行くのか?という内容で私自身、実際の臨床で使用する場合に曖昧になっていることが多いのが実際のところでしたので、とても参考になりました。

 

 会場の羽生総合病院は来年には新設される為、今回が現在の羽生総合病院は最後とのことでした。宇都宮理事長が指導でいらっしゃっていた経緯から本日に至るまでの歴史を知り、この場に参加できたことを光栄に感じました。

 先日お世話になりました太田先生も参加され、また特別な研修会でした。

来年の関東支部主催研修会が楽しみです。

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<第65回 Q.o.A.A. 講習会>

 

『関節内運動学』

     ~物理医学に必要な関節生物学視点~

 

 

講 師:医療法人 岩倉病院 リハビリテーション部長 理学療法士  片岡 寿雄 先生 

日 時:平成29年10月8-9日

会 場:後藤整形外科

 

  関節可動域運動を考えてみると、これは2骨の間でつくられた関節の動きを治療する技術である。例えば脊柱は全体として動くが、運動節(上下椎体を1組とした脊柱の部分)の総合された動きである。よって関節可動域運動の対象は一つ一つの運動節であって、脊柱全体の動きではない。脊柱全体を動かすというのは運動ではあっても関節可動域運動にはならないのである。動作には体幹の動きが伴う。という事は、動作を改善しようとする臨床家は、脊柱運動節の構造と関節内運動を理解する必要がある。これは疾患にとらわれる事ではない。このように脊柱一つとっても、それを構成する関節の動きや関節内運動を学ぶことは、特殊な一部の臨床家に限った必要な事ではないのである。

<4D-CTで解き明かす関節内運動学より引用,一部改変>

 

  平成26年に「関節内運動学~4D-CTで解き明かす~」が出版されました。この出版により、これまで触知でしか認識することが困難だった生体の関節内の動きを4D-CTを用いて可視化し、各関節の構造、運動をより理解することができるようになりました。その著者である片岡 寿雄 先生をお招きし、講習会を開催致しました。

 

筆者が片岡先生と初めてお会いしたのは、2年前のSJF主催の山形での研修会でした。

そこで関節内運動学と出会い、衝撃とこの暗くなる一方の業界の中に一筋の光を感じました。

 

また、ご厚意で I-TE office 太田ちえ 先生が補助講師としていらっしゃって下さいました。太田先生は以前から学術大会や研修会でお世話になっており、筆者の悩みなども真摯にお答えいただくなど大変お世話になっております。

 

そのようなお二人をお招きしての講習会が開催できとても光栄でした。

 

講習会は、関節内運動学の基礎として関節内運動学とは?関節内運動学の歴史、軌道の理解、さらに関節生物学的視点の知見から関節内運動学の臨床応用と贅沢すぎる内容となりました。

 

参加された皆さんも関節内運動学の衝撃と手応えをお土産になさっているのが伺えました。

 

匠の道はまだまだ険しい道のりですが、研究会一丸となり勇往邁進して参ります。

 

片岡先生、太田先生、参加してくださった受講生の皆さんありがとうございました。

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ハングアウト勉強会
10月25日にネット中継にて勉強会を行いました。
内容:「軟骨のバイオメカニクス」
プレゼンター:小林大祐(Q.o.A.A.)
          にて開催しました。
「オーチスのキネシオロジー身体運動の力学と病態力学」の文献抄読会となります。
​軟骨の概論的内容から臨床応用へのヒントと多岐にわたる内容であり、
 
 関節軟骨の特徴、先日、片岡先生からご指導いただいた関節内運動学が主となりました。
そして今回、トピックスで挙がったのは「変形性膝関節症のレントゲン診断」
軟骨はすり減る?
裂隙の隙間はなくなる?​
高野豆腐みたい?
​そのような内容で盛り上がりました。
次回、来月は続編の「関節のバイオメカニクス」をプレゼンター小林にて開催します。
                                        
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